仕事を知るWORKS

高品質な美しい糸を作るため
日々、問題解決の糸口を探ります。

1995年入社

吉岡繁樹

カバーリング部係長

現在の仕事内容について教えてください。

入社以来、カバーリング糸の製造を手掛けてきました。スパンデックスを使って、主にパンティーストッキングやタイツになる糸を製造する仕事です。機械のメンテナンスも含め、カバーリング糸の製造工程全てを管理しています。原料となる糸も機械もとても繊細なので、扱いには細心の注意を払っています。ちょっとした汚れや機械の不具合によって糸が切れることもあるので、糸のセッティングから完成まで気を抜けません。日によって様々な種類の糸を作り、製造する糸の種類によって機械のセッティングも変わるので、毎日機械1台1台に細かく目を配っています。

機械任せではなく、人の手が必要な作業なのですか?

同じ型の機械でも個体差があって、それぞれの癖のようなものを把握して微調整する必要があるんです。温度や湿度の違いによっても仕上がりが変わります。特に湿度は大きな影響があって、乾燥は大敵。工場内には加湿器を備えて湿度管理もしていますが、温度や湿度の変化に合わせて機械も微調整しなくてはいけません。同じ糸を製造する場合も、夏と冬では環境が違うので機械のセッティングも異なります。経験値によって対応するしかない、奥が深い世界なんです。
毎日同じことの繰り返しのように見えるかもしれませんが、製造する糸の種類も製造環境も、1日として同じ日はありません。日々改善の繰り返しです。

仕事で達成感を覚えるのはどんなときですか?

糸が切れるなどトラブルが発生したとき、いろいろな方向から原因を探ります。原因はひとつとは限らないため、予測を立ててひとつずつ試すことの繰り返し。原因がわかって改善することができ、いい糸が仕上がることが喜びです。自分が作っている糸を使った商品を店頭で見たときも、とても嬉しく感じます。

とても繊細な仕事ですが、性格も細かい方ですか?

自分は、どちらかと言えば大雑把な性格だと思っていました。でもこの仕事をしていくうちに、自分でも気づかなかった繊細な面が見えてきたんです。「こうすればもっときれいな糸ができるかもしれない」と、細かな工夫を重ねることが、意外と楽しかったりして。神経を使う仕事ですが、日々探求できる世界にやりがいを感じています。仕事では工場にこもって細かい作業をしているので、休日はなるべく外にでてリフレッシュするようにも心掛けています。

仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

以前先輩に「糸作りは繊細な仕事だけど、几帳面なだけではアカン。大胆なくらいの人の方が、広い視野で周りを見られるからいい」と、言っていただきました。僕が大雑把な人間なので、励ます意味も込めての言葉だと思いますが、心の支えにしています。問題が起こったときには、細かなことばかりに気を取られず、全体を見回して様々な角度から原因を探るように心掛けています。三陽メリヤスには経験豊富な尊敬できる先輩が大勢いて、入社当初からたくさんのことを教えていただきました。落ち込んだときには励ましてもらい、ここまでやってこられたと思っています。

これからやりたいこと、今後の目標を教えてください。

今よりもっときれいな糸を作ることが、変わることのない目標です。毎日改善を重ねながら、より高品質で美しい糸を作っていきたいと思います。品質を上げるための探求には終わりがなくて、入社して20年以上経ちますが、まだまだこれからだと感じています。これまで自分が先輩に育てていただいたように、これからは若手社員を育てることにも力を注ぎたいです。